混同しがちなMTUとMSSの違い(FCSとチェックサムの違いも)
混同しやすいMTUとMSSについて表にまとめました。
PDU(Protocol Data Unit) | 最大サイズ | 呼び方 | 構成 | ヘッダ | サイズの調整 |
Ethernetフレーム | 1518 | – | Ethernetヘッダ(14)+MTU(1500)+FCS(4) | Ethernetヘッダを含む | – |
IPデータグラム | 1500 | MTU(Maximun Transmission Unit) | IPヘッダ(20)+TCPヘッダ(20)+MSS(1460) | IPヘッダを含む | LANポートで手動で指定可能 |
TCPセグメント | 1460 | MSS ( Maximum Segment Size ) | – | TCPヘッダを含まない | TCPにより端末同士で自動調整 |
また、誤り検知の機構であるFCSとチェックサムの比較は以下の通りです。
誤り検知の機構 | サイズ | 検査対象 | 説明 |
FCS(Frame Check Sequence) | 4 byte | Ethernetフレーム全体 | ノイズなどでフレームが壊れていないかをチェックする |
ヘッダチェックサム | 2 byte | IPヘッダのみ | データのやり取りが正しく行われているかを検査する |
チェックサム | 2 byte | TCPセグメント全体、UDPデータグラム全体 | データのやり取りが正しく行われているかを検査する |
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