ディスクの最適化処理について(デフラグコマンドについても)

Windowsでデフォルト設定されている「ディスクの最適化処理」について以下の表にまとめました。

デフォルトの
最適化間隔
デフォルトで実行される
最適化処理
備考
Windows Server 20161週間スラブの統合
(defrag /K コマンド)
「シンプロビジョニング」で仮想マシンを作成した場合、必要なタイミングで必要な分の領域がストレージから割り当てられます。
この割り当ての管理単位が「スラブ」であり、スラブ内のデータを整理し、空になったスラブをストレージへ返却する処理が「スラブ統合」です。
Windows 101週間ディスクタイプに応じた最適化
(defrag /O コマンド)
 ・HDD ⇒ デフラグ
 ・SSD ⇒ トリム
「トリム」とはSSD内の不要なデータを完全に削除する処理です。
(OS上でファイルの削除をした際は管理領域のみが書き換えられ、実領域は削除されない、論理的な削除になります)
ディスクの最適化処理

上記のとおり、Windows Serverではデフォルトでデフラグ処理は実行されません

 

ディスクの最適化コマンドは以下の書式で実行します。(管理者権限が必要)

Defrag <ボリューム> <操作> [<Options>]
(例)Defrag C: /A (⇒ Cドライブの分析処理を実行)

よく使う最適化コマンドの操作は以下のとおりです。

操作説明
  /A | /Analyze ディスクの分析を実行します。(断片化率などがわかる)
  /C | /AllVolumes各ボリュームで、指定された操作の一覧から優先操作のみを実行します。(全ボリュームで実行)
  /V | /Verbose断片化の統計情報を含む詳細を出力します。(断片化ファイル数や空き領域数がわかる)
デフラグコマンドの操作

サーバ全般

Posted by NWE